21.1.12

代謝

もう終わってしまいましたが。
ちょっと前に森美術館で開催されていたメタボリズム展に行って来ました。


メタボリズムとは高度経済成長を背景とした都市の拡大、スクラップアンドビルドと人口の増加に対応するために、新陳代謝出来るような建築を作ろうとした建築運動です。黒川紀章設計の銀座中銀ビルが有名ですね。


すごく身近な例えをすると、こどもが大きくなって部屋が足りなくなったからもう一個部屋を作ろう!っていうのを最初に作る段階から想定して作ろうよ、という運動です。もう少しスケール大きいですが。


最終日に滑りこみで行ったんですが、丁度その日に最終日だった清澄白河の現代美術館にも行って来ました。現代美術館の展示は「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」という展示会。


メタボリズム展は重鎮たち、現美は現在の若手の建築家やアーティストの展示でした。メタボリズム展がすごく良かったです。


ところで、建築家って何でしょうか。
実は建築家って政治家と一緒で資格はないんですが他業界の人は知らない人が多いんではないでしょうか。資格は「建築士」です。


日本の大学だと「工学部建築学科」卒になるので海外に行くと「建築家(アーキテクト)」ではなく「エンジニア」となり就職時とか色々問題が発生するので最近僕の母校で「建築学部」を設置することが決定してました。

話は戻りますが40歳で若手と言われるこの業界、建築家を名乗るのが何故かちょっと恐れ多いんではないかと思っている人が多いのではないでしょうか。

その理由の一つがメタボリズム展の中にあった気がします。

展示されていた人たちは、建築単体だけでなく社会に対するソリューションを考えて建築していた。つまり、どうしたらもっと街や日本が良くなるかということを考えていた。

現美の展示との対比してみると、建物のスケールの大きさの違いでなく思想のスケールの大きさの違いが際立つ。

今の世の中どうしたら日本が良くなるかを考えて建築を作っている人がどれくらいいるだろうか。建築で解決できるかどうかわかりませんが問題は沢山あると思いますが。と、渦中にいながら何一歩引いたとこで棚上げしてんだよって言われそうですが。

ということで、建築家は自称するものではなく先人たちのように賞賛と畏怖を持って周りから呼ばれるべきもの、ということでしょうか。
なので貴方は建築家ですか?とか野暮なこと聞いちゃダメですよ。

僕が聞かれたら、いいえアーキテクトです、と横文字でお茶を濁そうかと思っています。

11.1.12

煩悩

あけまして、と言うタイミングを逃してしまった。


年末年始はいつも通り宮城の実家に帰省し、友人たちと除夜の鐘を鳴らしてきた。去年は大変な年だったせいかいつもの倍くらい参拝者がいた気がする。


鐘の数は108回でなく参拝者が一人一回ずつ鳴らすので煩悩の数が大変なことに。


あとは高専の同級生と温泉で忘年会やったり。
独身が少数派になってた。家族持ちの輪に入りたいような、入りたくないような。


年が明けてからは少しの環境の変化があり充実した毎日を送っております。
初の新築物件やってたり、、、不動産漁ってたり。


今年はどんな楽しい出会いが待ってるのかな。


ということで今年もよろしくお願いします。

23.12.11

and people ROUGE (アンドピープル ルージュ)

PHOTO: YouHoMMA





























随分リリースが遅くなりましたが私が設計した渋谷区宇田川町にあるスタンディングバー「and people ROUGE(アンドピープル ルージュ)」が11月半ばぐらいにオープンしました。オーナーは同じビルの上にあるカフェダイニング「and people」のオーナー。この業態でオープン1年で新店舗。なかなかできることでは無い。店内はワクワクな内装に仕上がってるのでお近くに行ったら是非とも。

上のand peopleは半年くらいで混んでいて全然入れなくなってしまったのでここも今のうちに使い込んだほうが良いと思われます。

ハモン・イベリコ ベジョータが皿にモリッと盛って500円。激安。

あ、食べたくなってきた。

17.12.11

プレゼンテーションについて

12/10(土)女子美術大学短期大学部で2度目の講義をしてきました。
2時間の予定でしたが話が盛り上がり3時間ほど。


今回の講義は前回講義の最後に僕が出した課題を生徒一人づつプレゼンテーションしてもらいその講評を。講評の仕方をちょっと趣向を変えてみて僕から一方的に講評するのでなく、聞いている生徒自身や、プレゼンテーションした生徒自身にも講評してもらい、点数をつける。


なかなか人を評価する機会は無いと思うので良い経験になったのでは無いでしょうか。生徒の皆さんどうでしょう。


今回の課題は「転用」。(コンバージョン・リノベーション)
元々の持っている使い方とは違う使い方を見つけ、プレゼンテーションしてもらう。身の回りの物でもよし、空想でもよし。


考え方としてはマルセル・デュシャンの泉が説明するのに都合が良かったので講義の時にスライドを映しました。既成の小便器にサインしただけのアート作品で、当時かなり物議をかもしたらしいです。アートにそこまで詳しいわけではないので作品自体の意図や背景は省きますが、僕が説明に都合が良いといったのは、「便器もただの陶器の塊で、先入観があるとトイレにしか見えないけど、初めてそれを見る人にとっては面白い形なのではないか?」という説明をしたかったからです。


今回の課題は正にその一点に尽きると思う。
先入観をなくすこと。その形や、質感、ストーリーを考え、全く違う使い方を考える。


皆さん結構面白いアイデアを持ってきてくれました。平均すると1人4つ位。ただ、惜しむらくはアイデア出しに疲れてしまってプレゼンテーション方法が一様だったこと。プレゼンテーション方法は自由としていたのでどんなプレゼンテーションをしてくれるかワクワクしてたんですが、、、


ただ、何個も考えてくれたのは良かったです。若いうちは質より量。とにかくアイデアをポンポン出して瞬発力をつけることが大事。量をこなせば質もついてきますよ。


と、偉そうなことを言っていますが、僕の10年前はプレゼンテーションどころか授業中寝てばかりでした。


これが、棚上げです。
大人はズルイですね。

16.12.11

ブログ変更しました

ブログを変更しました。
こちらのほうがシンプルでいいなぁと。


過去のブログはこちら


8.12.11

12

仕事に追われているような、追っているような、この時期になると来年に向けた楽しげなプロジェクトが舞い込むので、12月は毎年充実している。

と、今年を振り返るにはやらなければいけないことが多すぎてまだ早いけど。

やりたい事、図らずも舞い込んだりすることが人に比べて多い気がするんだけど、よく考えるとそうなるように行動してたな、と思う。

やるべき事、全然出来なかったな。どうしてもやりたいことを優先してしまう。

やれる事、毎年増えてきてる。
未熟ゆえの伸びしろ、まだまだ成長できるなぁと感じれられて良い。

やり残したこと、片付けないとなぁ。

2.12.11

初講義

またまた久しぶりのブログになってしまいました。
今年も残り少ないし年内はなるべく毎日UPするようにします。

先日女子美術大学短期大学部で講師をされているACC中川さんの授業のゲストとして2時間講義をしてきました。

生徒は今年高校を卒業したばかりの19歳。10歳年下。
様々な学科から集められた少人数性の講義と聞いていたので何を話せばよいか迷いました。

あまり専門的になってもわからないだろうし、つまらなくなってはいけないし。
一応、僕の大学を卒業してからの仕事と、デザインについてとリノベーション・コンバージョンについてのスライドは用意し、リアクションを見つつ下ネタに気をつけつつ話す内容を決めることに。

というか、準備する時間がなかっただけですけど、、、

講義の反応ですが、興味深く聞いてくれていたのは失敗談・お金の話・この仕事をすることになったきっかけ。

少し専門的な話なども何とか理解しようとしてくれているのがわかりました。
僕が19歳の頃は寝てるか遊びにいってた記憶しかない。

講義の最後に課題を出し、2週間後にプレゼンテーションしてもらい講評。
「転用」という題目で課題を出しました。どんな物を考えてくれるか楽しみ。

講義を終えた後は僕が設計した高円寺にあるhakuを見学に。
実際のものを見たほうがスライドを見せるよりもよりわかりやすいようでした。